カワバタ書店

Riberside Book Store

『測量野帳スタイルブック』

野帳は、大学の授業では必須アイテムでした。サイズ、表紙、ページの罫線、「プロの道具」感を醸し出すこのノートは野帳という名前の通り、屋外利用に徹してつくられているため、紙質はそんなに書き心地よくなく、(撥水性や丈夫かが重視と思います)私にはクロッキー帳のほうが使いやすかったのですがしかし、この本を見てしまっては、文具ラバーはちょっと黙っていられませんね!そうか、こんなカスタマイズがあったか!また、野...
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築島棟吉『古典家具写生図集』

 築島棟吉は戦前の家具デザイナーで、アメリカへ渡って修行をし、その後、東京工芸や後の千葉大で教鞭をとった人物です。 30点の古典家具のペン画が収められています。『一輯』とあるので、もう何冊かあるのかもしれません。戦前のペン画は焼失してしまい、戦後に描きためたとのこと。 上はベルサイユ宮殿のテーブルだそうです。実際に見ながら描いたのでしょうか…ベルサイユ宮殿へは行かれてない気がしますので、...
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7 inch project

 一冊に一人の建築家を特集した小冊子です。タイトルの『7インチプロジェクト』とは、シングルカット盤のこと。年配の方には懐かしい、あのドーナツ盤のことです。#1 藤原徹平#2 中央アーキ#3 垣内光司#4 島田陽#5 近藤哲雄若手建築家の作品をスイーツをひとつ味わうように、楽しむ本です。 奇数号と偶数号で、本のサイズを違えているのですね。たくさん揃えたら楽しそうですが、5号までしか出版されていない...
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タナカホンヤでセール開催

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。昨年の6月から、谷根千ブックストリートのタナカホンヤさんに置き本をさせていただいております。現在、建築関連本が、だいたい20~50%引でセールしております。ぜひ、この機会にご覧ください。 タナカホンヤさんは、アート系の本をたくさん取り扱っていて店舗で写真展や絵画展なども企画しています。上野、湯島、谷根千方面へお越しの方はぜひ一度の...
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内田繁『普通のデザイン』

今年も、残すところ5日となりました。今年も、たくさんの先達がこの世を去っていきました。なかでも、内田繁氏の訃報は、私には大きなことに感じられました。私は、良くも悪くも、内田繁さんをはじめとするこの世代に育てられたのですね。内田繁、伊東豊雄、安藤忠雄、杉本貴志。こうして並べてみると、バブルを思い出す・・・あの時代は本当に、この世代の人たちの大活躍の時代でした。他の世代も、みんなが仕事にありつけた時代...
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性悪猫

 やまだ紫の処女単行本です。 やまだ紫の漫画は、あっさりした線で、人の心情をぎゅっと凝縮したものが多いイメージでしたが初期はとても写実的だったのですね。しかし、心の機微をとらえる鋭角さは処女作からこのトガリ具合なのか。ひげ一本にいたるまでぎゅっと、性悪猫が詰まっています。ご購入は、こちら→...
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The Construction of New Buildings Behind Historic Facades

 イギリスの歴史的建造物保存に関する本です。 なぜファサード保存なのか?から、建築保存としてのファサード保存の意義と限界、計画策定プロセス、設計基準、技術的側面、8つのケーススタディまで盛り込まれています。学位論文的なつくりです。ケーススタディでは有名な歴史的建造物の保存例が図や写真を多数掲載して紹介されています。  ご購入は、こちら→...
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鈴木昌道の世界

石にこだわり、石の鋭利な直線と朴訥な質感とが調和した独特のかたちを追究した作家。 81歳だったと聞いて、「え、まだ81だったのか・・・」と、思ってしまいました。お酒が好きで、ちょっと仙人じみたところがあったので、なんだかもっとご高齢に思っていたのですが。もしかして、カラダというかたちをぬけだして、空で自由に、かたちの世界で遊んでいるのかもしれない。...
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『伊豆蔵明彦の世界』

  京都の染織作家、伊豆蔵明彦氏の作品集。天蚕から糸を紡ぎ、染め、織る、の工程をすべて自分で行い「染織道」を確立していらっしゃる。作品集としてはそんなにたくさん載っている本ではありませんが、伊豆蔵氏の創作哲学が書かれています。栞紐はきれいな草木染で、そうした細かいつくりが美しい本です。 伊豆蔵氏は、海外での展覧会のほうが多いみたいですね。人が纏う布の作品も、大きな彫刻のような布の作品も...
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『空間の病い 分裂病のエソロジー』

 この本によると、分裂病(現在では統合失調症と呼ばれるようになりました)は人と人との距離感がとれなくなる、わからなくなる病気だそうです。往診に伺った医師や看護師が患者の家=ナワバリに入り、患者側に「私たちは敵ではありませんよ」というメッセージを送り、患者との距離感を詰めつつ近づきすぎず、治療にあたる。未だ解明されていない病気の治療をするにあたって、病因の攻略よりむしろ患者の「気持ちを汲む」。タ...
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